【大島幸枝さん:株式会社りんねしゃ取締役】「食」を通じて、ひとり一人の生き方の大切さを伝えていきます。

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働くママたちの人生観を綴るインタビュー&コラム「ワーママピックアップ!」。
今回お話を伺ったのは、無添加食品・有機農畜産物・天然生活雑貨などを開発販売する「株式会社りんねしゃ」の大島幸枝さんです。
幼い頃から「農」と近い所で育った大島さんに、実は同じ西尾張生まれの自営ワーママクラブ事務局長・中出あさこがインタビューさせていただきました。



中出:実は私、高校時代から「りんねしゃ」さんを知っていたんです。通学路沿いにあったので、毎日「りんねしゃ」さんの前を自転車で走ってたんですよ。

大島:実際に初めてお会いしたのは、数年前に同じイベントに出展した時ですよね。私がオーガニック系のブースで、あさこさんが自営ワーママクラブのブースで。その時にお互い西尾張同士だという話から盛り上がって。

中出:似たような匂いがあったんでしょうかね(笑)。ところで「りんねしゃ」さんの社名はどんな意味があるのですか?

大島:輪廻天生の「りんね」です。この店は両親が始めたもので、物事は停滞したままではなく世の中に循環させることが大事、という意味を込めています。

中出:へええ!難しそうですけど…。でも実際はお店の雰囲気もカジュアルでいいですね。お店の他にもいろいろなことをやってらっしゃるようですが。

大島:小売店2店の運営と、「菊花せんこう」や「おからクッキー」などのオリジナル商品の扱い、人のからだや環境にやさしい商品のネット販売、それに甚目寺観音や東別院での朝市マーケット企画、それに北海道にある「りんねしゃ・滝上農場」の運営などが今はメインです。

中出:本当に幅広く活動されているんですね!

大島:私と弟が両親からこの会社を引き継いでから、先代のやり方を引き継ぎながらも何か新たな経営方法を見つけないと、と模索してきたのですが…。継承するのって難しいですね。必死でやってきました。

中出:では元々、この会社をご両親から引き継いでがんばっていこうという気持ちがいっぱいだったのですね。

大島:いや、全っ然(笑)。

中出:え!?そうなんですか?

大島:両親は昔から無農薬・無化学肥料による農業や環境問題を考えることに長けている人たちだったんです。私が小学5年生の時には、当時はまだ珍しかったと思うんですけど、津島を離れて兵庫県の山村へ移住して自給自足の暮らしを始めたんです。電気もガスも水道もなく、今でも道路すらないような所へですよ。それが私は嫌で嫌で(笑)。すぐに「普通の暮らしがしたい!」とギブアップして、私だけ津島の祖母の元へ戻ってきたんです。山の中に籠るのではなく、海外を飛び回る仕事がしたくて、専門学校を出て旅行会社に就職しました。

中出:そうだったんですね!では、実家の会社を手伝い始めたというのは…。

2015-06-27-22.02.50大島:渋々でした(笑)。家族の大黒柱だった祖母が亡くなったのがきっかけです。山村から津島へ戻ってから祖母にはとてもお世話になったので…。天国で見ているおばあちゃんに「会社を続けていくよ」と伝えたくて、手伝うようにしました。

中出:そうだったんですか…。それはおばあさんも喜んでいらっしゃると思います。

大島:その後、会社を手伝っているうちに「食」の大事さがだんだんとわかってきたんです。食だけで完結する話ではなく、食は社会とつながっていて、食で得られた利益はまた社会へと還元していくべきだ、ということにも気づきました。そしたら、「渋々」ではなくなりましたね。特に子どもが生まれてからは、両親がやってきたことの大切さがよくわかるようになりました。

中出:だんだんとわかってきたということは、初めから大きな経営ビジョンがあってそこを目指してきたというわけではなく?

大島:そういうのは特になかったですね。全部、勘で(笑)。というのは大げさかも知れませんが、その都度「こういう人って面白いな」とか「これからはこういうことが大事な世の中になるんじゃないだろうか」とか、直感的に思ったことをひとつずつ実行してきたら今のスタイルになった、という結果だと思います。

中出:大島さんご本人はそうおっしゃいますけど、やっぱりご自身で無意識のうちに考えることができていて、いつもアンテナを張ってらっしゃるから、直感的にわかるのだと思いますよ。ちなみにこれからの世の中ではどんなことが大事になると思われますか?

大島:「お母さんの時代」が来ると思っています。

中出:「お母さんの時代?」

大島:何と言うか…、今までは男性のシステムに女性が組み込まれる社会だったと思うんです。でも実際の日常の暮らしでは、お母さん的な気づき方が大事なことって多いじゃないですか。理屈とかルールとかではなくて、「臨機応変」とか「その場の機転」とか。または「なるようになる」とか(笑)。そういう、女性が本来持っている脳の働き方が社会にも活かせる世の中になるんじゃないか、って思っています。だからうちの会社も、女性が働きやすい職場を作っていきたいんです。子どもがいてもいなくても誰でも働きやすい労働環境を整えることが、社会への貢献にもなると思っています。

中出:なるほど!考えてみれば明治時代より前の、日本に会社がなかった頃の農村文化ってそういうものですもんね。

2015-06-27-22.03.46大島:やっぱり、私の中ではひとり一人の生き方を大切にするっていうことが外せないですね。誰もが生きていく上で切り離すことのできない「食」を通じて、ひとり一人の人生を尊重していくことで社会へ還元する。それが私の使命だと思っています。

中出:すばらしいです!最後は直感ではなく、理路整然とまとめていただきました。

大島:ふふふふふ(笑)。

<取材・文 中村剛>

(プロフィール)
自営ワーママクラブ 第4期会員
1972年 愛知県津島市生まれ
★主な経歴
1983年(11歳)両親の意思で家族揃って山村移住。電気・ガス・水道のない自給自足の暮らしを始める。
1984年(12歳)「普通」の暮らしに憧れ、家族と離れ津島の祖母の元へ戻る。
1993年(21歳)専門学校卒業後、旅行会社へ就職。
1996年(23歳)旅行会社を退職し、実家のりんねしゃを手伝い始める。
2015年(43歳)株式会社りんねしゃ取締役就任。

◆ホームページ http://www.rinnesha.com/

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【祥愛さん:ソプラノシンガー、なごや歌声の会代表】日本の歌を未来へつなげて…

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歌を愛し、歌に愛されるソプラノシンガー祥愛(さちあ)さん。
なごや歌声の会代表をつとめる傍ら、自身のコンサートや幅広い年齢層向けの講座も開催されています。

今回は、彼女が運営する千種区のサロン『バラ・カフェ』にて、自営ワーママクラブ事務局長・中出あさこがインタビューさせていただきました。


中出:壁紙もシャンデリアもマボガニーのピアノも…とってもエレガントで素敵なサロンですね!

祥愛:ありがとうございます。ここはなごや歌声の会の拠点として使っているほか、誰でも気軽にピアノの伴奏で歌うことができる『歌声喫茶』を月に数回オープンしています。いずれは貸サロンとしてみなさまに利用していただけたらいいな、と考えています。

中出:入り口にはたくさんのバラも咲いていて、なんだか特別な時間が過ごせそうですね。

祥愛:最近では大きなコンサートにゲストとして呼んで頂く機会も多くなって、10月30日には「なごや歌声の会」の3周年イベントの準備もあり、ほとんど毎日ここに来て練習しています。

中出:やっぱり毎日のレッスンは欠かせないものなんですね。

祥愛:そうですね、出産後もずっとボイストレーニングは続けていました。いつご依頼を頂いても最高の歌声とパフォーマンスを届けることが私の使命だと思っています。

中出:その意識の高さが現在につながっているんですね。ちなみに、コンサートなどで1000人規模の観客の前で歌うのは緊張されないですか?

祥愛:いいえ、何も変わらないです。お客様が1人でも1000人でも同じように情熱をかけて歌うだけです。

中出:さすがです!祥愛さんは、いつから歌の道を目指されたのですか?

祥愛:母いわく、周りの子が話し始めるよりも早く歌を歌っていたそうです(笑)。小さい頃からピアノも歌も大好きで、学生時代には学級委員や生徒会をやっていたので人前に立つことにも自然と慣れたのかもしれませんね。そして高校2年生のときに「歌手になりたい」と思い、音楽大学へ通いました。在学中からオペラ協会の活動をして、卒業後もさまざまな舞台に出演しました。

2015-05-25-11-15-24_ss中出:幼少期から常に歌や音楽が周りにある人生だったんですね。もしかして、祥愛さんのお母さまも歌をよく歌われる方ですか?

祥愛:その通りです!私は自然溢れる環境で育ったので、例えば母は外でカラスを見たら「♪カラスなぜ泣くの~」、とんぼを見たら「♪とんぼのめがねは~」と歌ってくれたので、私も同じように自分の子どもたちに歌ってきました。でも最近はそういう習慣が薄れてきていると思うんです。だから、自然や四季を心と体で感じる気持ちや日本の古き良き歌を若い世代につないでいきたいですね。

中出:その思いから『健康歌声』講座や、親子向けの『うたmama』を始められたんですね。

祥愛:はい。『健康歌声』に関しては、当時、新潟県中越沖地震や岩手・宮城内陸地震などで日本全体が暗くなっていて…「私の歌で癒したい!」と思ったのが一番のきっかけです。それに、一人暮らしの高齢者や地域の方にもっと元気になってもらいたいという気持ちもありました。

中出:いまや毎回大盛況、席が取れないほどの人気講座ですね!

祥愛:みなさん講座の1時間以上前から会場に来ていただけるので、逆にこちらがパワーをもらえます。また、これがきっかけで多方面の方に声をかけていただいたり新聞に掲載されたり…多くの方に喜んでいただけて嬉しいです。

中出:きっと、祥愛さんの人柄や人間味のあるところも魅力的なんだと思います。親子講座でのお子さんの反応はいかがですか?

祥愛:私、もともと子どもの歌が大好きでリトミックや童謡唱歌療法士の資格も取っていたんです。そこで去年の4月に初めて『親子で一緒に歌おうよ♪』というコンサート開催させていただきました。こちらの活動もっと広く知っていただけたらいいなと思っています!

2015-05-25-11-18-26_s中出:高齢者の方からお子さんまで、歌は全世代に共通ですもんね。

祥愛:今後は『健康歌声』や『うたmama』を全国に広めていきたいと思っています。

中出:いいですね!3世代の交流などもしてみたらお互いにいい刺激になると思いますよ。これからもその明るさと美声で元気を届けてくだることを期待しています!

<取材・文 はちがゆか> http://mamhive.com

(プロフィール)
自営ワーママクラブ 第5期会員
愛知県蒲郡市生まれ

★主な経歴
1994年 名古屋音楽大学 音楽学部 声楽学科 卒業
2007年 童謡唱歌療法士 取得
2008年 高見コミュニティーセンターで「健康歌声」を開講
2010年 「歌声喫茶バラ・カフェ」オープン
2012年 「なごや歌声の会」発足

◆ホームページ http://jmdi.biz/~baracafe/utagoe.html
◆ブログ http://ameblo.jp/selebian/

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【三浦真弓さん:コーチング・マーム代表】自分の人生を歩んでいける母親であって欲しいんです。

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子育てで悩んだり戸惑ったりした時、気軽に相談できるプロが「子育てコーチ」。

今回は、主に思春期や反抗期のお子さんについての講演、セミナー、個別相談などを行っている三浦真弓さんにお話をお伺いして来ました。
中学校の養護教諭としての経験を持ち、柔らかな雰囲気で相手の言葉に耳を傾ける三浦さんのもとには、多くの女性や教育現場からの悩みの声が寄せられています。

全ての子育てママはもちろん、パパやご家族にも参考になるアドバイスもいただきましたよ!

丹羽:子育てコーチとなられて7年、三浦さんの現在のお仕事について教えてください。

三浦:PTAが主催するセミナーを中心に、学習センターやマンションギャラリー、教師向けや一般向けの講演なども行っています。また、対面や電話でのパーソナルコーチングや、ママ達が集まって気軽におしゃべりをする会なども開催していますよ。

丹羽:教育現場から家庭の子育て相談まで幅広く活動されているのですね!実際、どんな悩みを持たれている方が多いのでしょうか。

三浦:そうですね、例えば小学生の男児なら「落ち着きがない」、女児なら「友人関係のもつれ」、中学生なら「受験なのに勉強しない」などのご相談が一番多いですね。それから、思春期の体の変化に戸惑ったお子さんが母親に相談し、回答に悩んだ母親からお電話をいただくこともあります。

丹羽:なるほど。確かに母親が学校生活や友達との関係にどう関わるかとか、多感な時期だからこその難しい問題にどう向き合っていくかということは悩みどころですよね。

三浦:母親の中には、子どもが失敗しないように最初から口や手を出してしまったり、あれこれとレールを敷きすぎてしまう方がいます。でも子どもって、生きていくために本当に必要だと思ったらちゃんと自分から欲しがるものなんです。母親はお子さんの体と心を鍛え、自立を手助けしてあげる存在でいるのがベストだと思っています。

丹羽:最近では、学校でのケンカすら母親に相談しないとできない子が増えていると聞いたことがあります。体を鍛えるのは分かりやすいですが、心はどうやって鍛えるのがいいのでしょうか?

三浦:例えば…子どもと公園のブランコで遊んでいて、他の子が「ブランコに乗りたい!」とやって来たとき。「ハイお友達と代わってあげようね」と子どもの心を代弁するのではなく、「お友達が乗りたいって言ってるけど、どうする?」と促してあげるんです。もし「まだブランコで遊びたい」と言ったら、後から来た子に「もう少し待っててね」と言うことで、両方の子の意志が育ちます。

2015-04-23-21.19.22_s丹羽:自分の子だけでなく周りにもそういう声かけができる母親が増えると素敵ですね!

三浦:他にも、おもちゃを欲しがってぐずった時、一度買わないと言ったら買わない姿勢を貫くこと。

丹羽:ああ~!我が子はみんな店の前でゴロゴロゴロゴロ~と転がるタイプで、あまりの激しさに私はポカーン(笑)。子どもの心を育てることは母親にも強い心が必要ですね。

三浦:そうなんです!小さいうちに子どもの意志を育てておくと、子ども自身が思春期になって自分を考えるときにきっと役に立つはずです。

丹羽:思春期や反抗期と言えば、三浦さんは中学校の保健室の先生として多くの学生を見てきたと思うんですが、その知識や経験はその年代の子を持つ母親にとって心強いですね!

三浦:確かに学校の中でも保健室というのは、怪我や体調不良の時だけではなく何かしら悩みや不安を抱えている子が駆け込んでくる場所でもあるんです。その子たちの話を聞いているうちに「もっと家庭でこんな声かけができたら…」と母親の存在の大きさを感じたり、今の仕事のヒントにつながるものがたくさんありました。

丹羽:
そこが他のコーチとの大きな差別化になっているんではないでしょうか。母親が見ることのない教育現場を知っているというのは大きな強みですね!三浦さんは3人のお子さんがいらっしゃいますが、ご自身の子育てはいかがでしたか?

三浦:はい、仕事との両立に悩んで育児休暇を延長しました(笑)。教育者は他人の子どもに一生懸命で、自分の子どもとの時間があまり取れないんです。「このまま仕事してていいのかな…」「本当にやりたかったことは何だろう…」と悩んでいるときに子育てコーチという職種に出会ったんです。

丹羽:今がまさに天職という感じですね!子育ては誰にも教わらないし、何が正解かもわからない中で悩んでいる母親は多いと思います。そういう方へのメッセージはやアドバイスありますか?

三浦:そうですね…必要なときに背中をポンと!押せるように。母親が子どもの人生を歩むのではなく、自分の人生をしっかりと見つめて欲しいと思います。

丹羽:
子どもが巣立った途端に抜け殻になるなんて悲しいですもんね。楽しみや趣味を持つことは女性としても素晴らしいことだと思います。最後に、三浦さんは今後どのような活動をされていく予定ですか?

2015-04-23-21.20.03_s三浦:元保健室の先生ということを生かして、思春期のお子さんの心と体の発達について特化していきたいですね。そして、さらに大人数の講演を全国的にも展開できたらいいなと思っています。

丹羽:思春期と反抗期について聞きたいことはたくさんあります(笑)。是非、参加させてください!



<取材・文 はちがゆか>

(プロフィール)
自営ワーママクラブ 第5期会員
1965年 愛知県半田市生まれ

★主な経歴
1988年(22歳)大学卒業後、愛知県内中学校の養護教諭として勤務
1998年(32歳)長女出産。「働くママの時代」到来で翌年復帰
2001年(35歳)次女出産。1年の育児休暇ののちに翌年復帰
2004年(38歳)長男出産。2年半の育児休暇ののち復帰するが、コーチの資格を取得し2008年に退職
2011年(45歳)【コーチング・マーム】を設立・開業する

◆ホームページ http://coaching-mam.com
◆ブログ http://ameblo.jp/sophia-mayu

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